アメリカ研修で感じたこと(まとめ)

続き。

 

②犬との関わり方⑴
サンディエゴで出会う犬達は、いつも本当に楽しそう。

(全員とはいいませんが…)
いつも、しっぽフリフリで、歩くステップが軽く、キラキラした視線が印象的です。

 

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これは、ある意味しつけやトレーニングではない部分の要因と感じます。

 

関わる『人』の穏やかさであったり・・・

時間的な余裕であったり・・・

仕事も終わったら、ぱっと切り上げて家族や犬との時間を楽しむことであったり・・・

 

人の状態は、犬の状態にも反映される。

 

人がイライラしていたり、ピリピリしていたり、焦っていると、犬もなんだか落ち着かず、

逆に、人が穏やかで優しい時は、犬の様子にも穏やかさが見えやすい。

 

人のメンタル面は行動にも影響することを考えると、

イライラしたり余裕がない時に犬への扱いが自然と荒くなってしまう・・・

無理やりになってしまいがちになる・・・

だから、犬も落ち着きにくいという関連性は不思議ではありません。

 

 

 
人は人、犬は犬。

『人として、犬としてお互いに関わりあっている。』
そういう印象を受けました。
その中でもポイントとして2つの事を感じています。

1つ目は、
当たり前ではあるのですが、犬は『犬』であって、人ではないという事。

ですが、
時に人は犬達に対して、無意識に
人と同じ価値観・考え方・振る舞いを要求してしまう事があります。

同じ人間同士でも全く同じ価値観を持っているわけではありません。
子どもでも、教育があって初めて社会でのルールやマナーに適応していく事ができます。

しかし、いつも近くにいると
「犬は人と違う価値観や考え方・振る舞い(行動パターンを持っている)をする」と、いう事をついつい忘れてしまう。
その結果、
「なんで、分からないの!?」
「なんで、そんな事をするの!?」

という気持ちが出てくる。

こちらで感じたのは、犬達をあくまで「犬」として扱っていること。
犬が、吠えたり、噛もうとしたり…
犬達が、これらの行動を見せるときは何かしらのサインを発している時。

そのサインをきちんと見ていってあげる。
犬が吠えたら…
「あら、何かにびっくりしたのね」
「誰か来たのかしら?」

犬が嫌がったら…
「無理させちゃったかな」
「教えてなかったものね」

など、
犬達は悪気があって噛む訳でも吠える訳ではない。
恐怖や緊張、何かしらのストレス要因がある事を踏まえて対応していく。

吠える事・噛む事は決して悪い事ではなく、犬達からのサインとして受け取っていく。

そして2つ目、
「犬」とは、危険な動物であるという認識を持っているという事。

“危険な” と、
言ってしまうと語弊が生じてしまうかもしれませんが、

犬は、

『尖った歯を持っています』

『危険を感じると、噛む事・吠える事があります』
柴犬くらいの中型犬サイズになってくると、本当は人の骨を噛み砕くくらいのパワーは持っています。
でも、特に日本では小型犬が多く、ふわふわの可愛らしさやフレンドリーな部分が注目されやすく、
『危険』な部分の認識は薄い傾向があるのではと思います。
アメリカや欧米では大型犬が主流です。
こちらの研修施設でも大型犬サイズが主流でした。
それも、日本ではあまり見かけない、
ピットブル、マスティフ系列の主観的にいかついタイプの犬達が非常に多いです。

体重が40kg、50kgサイズ以上の犬達が少しでも歯を向けてきたら…
人間は太刀打ちできません。

また、アメリカは訴訟の国です。
犬が人を噛んでしまうと殺処分の対象となってしまいます。
しかし、大きさが大きくても小さくても犬は犬です。
トレーニング(教育)によってトラブルなく平和に暮らしていく事が可能となります。
もちろん、犬の特性によってトレーニングの進め方や工夫の微調整は必要です。

『犬とはどんな動物なのか??』
その前提を踏まえた上で、お互いの事を理解し尊重しあいながら一緒に日々を暮らしていく。

そんな姿を素敵だなと感じています。

 

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